矯正歯科といってもクリニックごとにそれぞれ取り組んでいることが違うと思います。
そのため、当院ではどのようなことを行っているか少し列挙してみます。
意外と簡単ですぐに実践できることや興味を持ってやって頂けることも少なくありません。
慣れるまで時間がかかるものもあると思いますが、それはゆっくり時間をかけて指導していきます。
(診療においては、装置のsetやブラケットボンディング、バンドフォーミングはもちろんDr.が行います。診断準備における模型分析やセファロのプロット、レントゲン分析ももちろんDr.が行いますのでご安心下さい!)
“歯を磨く”というよりは、 “プラークをコントロール” できるようなブラッシングを患者様に指導していきたいと考えています。
また、歯にブラケットがついている場合やリンガルアーチなどの固定式装置が入っている場合には、どのような種類の歯ブラシをどのように使うかを指導します。
歯ブラシだけではなく、フロスの使い方についても指導します。
プラークコントロールには歯ブラシだけではなく フロス も必要不可欠と考えています。
フロスも大事!
様々なオーラルケア商品を取り揃えています!
矯正歯科治療中の患者様、とくに固定式の装置(ブラケットとワイヤー、リンガルアーチなど)が入っている場合、なかなか自身でクリーニングできない部分もあるため、来院されたときにエアスケーリングやクリーニング(PMTC)を行います。
当院では矯正歯科治療中の患者様の口腔内写真を来院ごとに撮影しています。口腔内写真を撮ることによって得られる情報はたくさんあり、患者様に歯並びの変化はもちろん、プラークコントロール状態、歯肉状態の変化を見た目でわかりやすく伝えることができます。
写真はある程度規格していますので、それが撮られるように指導し、実践をして自分のものにして頂きます。
毎回撮るので上達するのが早いように感じます。
患者様に正しい舌の位置や動かし方、嚥下の仕方など、正しい機能を身につけてもらえるように指導をしています。
患者様によって、できていること、できていないことが違うので、それを見つけてそれぞれの患者にあった指導ができるようになって頂ければDHとしてのスキルアップにも繋がると思います。
例えばガムトレーニングが効果的な患者様もいます。
DH間、DH, Dr. 間でも情報や知識を共有しながら、よりよいMFTを探求していきたいと思っています。
ジックフーズ先生の口腔筋機能療法講習会は、院長がベーシック・アドバンス、DHの1名はベーシックを受講しており、そこで得た知識や技術を伝えていきたいと思います。
MFT関連の本 もたくさんあり勉強できます!
ガムトレーニング は子供が喜びます(^^)
ガムを噛むことにより、舌を含む口腔周囲筋を動かすことでトレーニンングになります!
当院には、 舌圧測定器 や 口唇圧測定器(りっぷる君)などもあり、実際に患者様の舌圧や口唇圧を測定することもあります。
測定するとムキになって頑張ってくれる子供もいます(^^)
数値化することでモチベーションが上がることもあります!
ワイヤーのon, offについては、その都度指導していきます。
ただし、昔のように結紮線で結紮するようなことはことはほとんどなく、フタの着脱と開閉という簡単な作業でワイヤーのon, offをすることができます。
矯正装置のページを参照して下さい!
矯正歯科では、上下顎の前後的な噛み合わせの改善や、垂直的な噛み合わせの改善のために、顎間ゴムを使用することがあります。
患者様には自身でゴムの付け外しができるように指導をします。
患者様に鼻呼吸を身につけて頂くためにあいうべ体操や口テープなどを指導しています。
鼻呼吸により免疫力を低下させないようにし、口を閉じることで口の中の唾液で満たすようにして虫歯、歯肉炎、歯周炎予防へと繋げていきたいと思っています。
口腔内環境をできるだけよくするようにしていきたいと思います。ブラッシングだけでは防げないことも少なくないと思っています。
★ あいうべ体操:舌位を上げて気道を拡げ、鼻呼吸しやすい環境を作ることや口腔周囲筋を動かすことで唾液の分泌を促すことが目的!
★ 口テープ:無意識に口呼吸になっていることもあるため、口テープして口を閉じ、鼻呼吸を促す目的!
写真は『口の体操あいうべ』 マキノ出版より
口テープ!
院長の私も実践しています(^^)
写真は『口の体操あいうべ』マキノ出版より
可撤式装置の使い方、洗い方などを指導して頂きます。
可撤式装置とは、拡大床装置、ベッグリテーナー(QCMリテーナー)、ムーシールド、トレーナーなどです。
拡大床装置
ベッグリテーナー
QCMリテーナー
ムーシールド
トレーナー
リテーナーシャインなどの洗浄剤を使用して頂きます!